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ヤクシマシャクナゲ

●ヤクシマシャクナゲ

 高さは50〜150くらいの常緑低木で、若枝や葉柄に柔らかい枝状毛を密生しますが、間もなく脱落して無毛となります。葉は披針形で光沢のある濃緑色、新葉は両面に淡褐色の綿毛に被われて美しいです。表面の毛はやがて脱落し、裏面の毛は厚く密生して残り、葉縁は葉の裏側に反り返ります。

  花は5〜6月、枝先から短い総状花序を伸ばし、5〜12個の花を上向きに開きます。花冠は3分の1ほど5裂し、鐘形の漏斗状で花形が良いです。つぼみの時は白色で先が鮮やかな紅紫色を帯び、開花すると次第に白色に変化し、上側内面に紅紫色の斑点があります。雄しべは10本で長短があり、花冠より短いです。葉は円筒形で長さ15〜25で、褐色の毛が密生しています。

 ところで、ヤクシマシャクナゲは樹形や花色、葉の美しさから内外シャクナゲ愛好家の垂涎の的となっていますが、その歴史は新しくイギリスのシャクナゲ園芸化と関係します。ヤクシマシャクナゲは1934年、イギリスの有名なシャクナゲ園エクスバリー庭苑に移植され、1947年イギリス王室園芸協会のF・C・C賞授与以来、イギリス、アメリカ、ヨーロッパ諸国で人気を呼び、矮小性品種の母種として多くの交雑品種が育成されています。「ハッザー」はヤクシマ系園芸品種です。