池の平湿原 |
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池の平湿原池の平湿原は、北軽井沢ブルーベリーYGHから車で約50分。高峰高原と湯の丸高原の中間にあります。標高2000m、数万年前の三方ヶ峰火山の火口原に広がる高層湿原です。池の平周辺の浅間山麓一帯は、温暖な里山から、一気に標高2000m超の山頂へと急峻な地形になっています。内陸性気候ということから昼夜の気温差、年間の気温差がとても大きい特色ある気候条件にあります。そのため里山に生息する動植物から、本来ならば3000m級山岳地帯に見られる高山性の動植物までが、この狭い一帯に混在しているのです。そのような特有な環境が、池の平湿原を”高山植物の宝庫にしてくれました。 6月はイワカガミ、ハクサンシャクナゲ、7月にはレンゲツツジ、アヤメの大群落、8月〜9月にはヤナギラン、マツムシソウ、リンドウなどの草花が咲きほこります。見晴岳、三方ヶ峰の南斜面には、”高山植物の女王 コマクサ”の群落(6月下旬〜7月)も見られます。また、ウメバチソウ、ワタスゲなどの湿性植物の観察できます。 野生動物も、オコジョ、ニホンカモシカ、ノスリ、などが生息し、木々の間には多くの野鳥がさえずり、また花を求めて集まるベニヒカゲやミヤマモンキチョウ、ミヤマシロチョウなどの貴重な高山蝶も見られます。 さて、おめあての池の平湿原は、駐車場から多少下ったところにあります。降りてすぐのところに分岐があります。木道のコースと、岩場のコースに分かれます。おすすめは岩場のコースの方で、こちらの方が、花がおおいのです。 池の平にも、コマクサが咲いていました。こちらは淡いピンク色ですね。 こんな風景に、澄んだ鳥の声や心地よい森林の香り、ひんやりした空気が感じられます。霧の中にコマクサが、静かに咲いている様子は、なんとも幻想的でした。
しばらく、見とれてしまった風景です。
それでは、木道を歩いてみましょう。 歩いている間に、心身ともに癒されます。霧の中もまたいいですね。霧が晴れたので、今のうちにと写真撮影。 木のこずえに鳥がとまっているのが見えました。鳴き声から、ホトトギスのようです。実際に見られると嬉しいですね。 「花もいっぱい見れて、のんびり歩けて、あーリラックスできました」と皆さん、池の平の散策を堪能されたようです。喜んでいただけてよかったです。ここは紅葉シーズンにも、とてもいいコースなので、おすすめです。
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