熊野神社 |
碓氷峠の県境にある熊野神社の社殿です。三社の建物が並び表面からみて中央が本宮。向かって右手が群馬県側で新宮、左手が長野県側で那智宮となっています。神社の由緒記に「昔時の当社神領は、東は上野国碓氷郡新堀村鳥居坂、西は信濃国佐久郡鳥居原村、各社に本社の大鳥居建設ありて・・」とあります。 |
旧三笠ホテル |
旧三笠ホテルは、日本郵船や明治製菓の重役を務めた実業家の山本直良(1870〜1945)が創業しました。この山本直良という人は、有名な音楽家・山本直純の祖父に当たる人です。あの懐かしい森永製菓のTVコマーシャル『大きいことはいいことだ』や映画『男はつらいよ』の主題歌の作曲者としても有名であり、テレビ『オーケストラがやってきた』などでも活躍した山本直純さんののおじいちゃんです。 |
万平ホテル・万平資料館 |
万平ホテルは、江戸時代後期に、佐藤万右衛門が万平ホテルの前身となる旅籠「亀屋」を旧軽井沢銀座の軽井沢郵便局付近に開業したのがはじまりです。明治期に東郷平八郎、大正期に室生犀星や堀辰雄、ウォルター・ウェストンなど、昭和期には三島由紀夫やジョン・レノンなど、多くの著名人が宿泊しています。 |
ショーハウス記念館 |
明治19年、軽井沢町にはじめて訪れたアレキサンダー・クロフト・ショーは、この地を「屋根のない病院」と絶賛し、明治21年に軽井沢で最初の別荘を建てました。この別荘が「軽井沢の別荘」を生み出すもととなりました。この建物は、昭和の初めに軽井沢教会敷地内に移築されましたが、昭和61年に軽井沢ショー記念礼拝堂横にショーハウス復元委員会によって復元され、平成8年に町が寄贈を受け、現在にいたっています。
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室生犀星記念館 |
大正から昭和にかけて活躍した文学者、室生犀星は軽井沢をこよなく愛した室生犀星。彼が昭和6年から亡くなる前年まで過ごした旧居を記念館として公開しています。
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聖パウロカトリック教会 |
チェコスロバキア系のアメリカ人、アントニン・レイモンドが南ヶ丘にスタジオ別荘を建てたのは昭和8年です。それ以前、昭和初めに日光から軽井沢に移り、愛宕山の899番別荘を買って夏を過ごしていました。昭和10年には、北裏通り旧・軽井沢ホテル裏に聖パウロ教会堂が献堂となりました。敬度なカトリック信者であるレイモンド夫妻は、この設計と工事に報酬を求めず、奉仕をもって従います。ノエミ夫人は切り紙をガラスに貼ってステンド・グラスの代わりとし、石彫の代わりにセメントでマリア像を作りました。
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