玄江院 |
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玄江院文正元年の創建。堂々たる山門、枯淡な庭、本堂の丸山晩霞「釈迦八双図」が見どころです。小諸駅の東南に位置する耳取(みみとり)の集落の中にあります。周りは田園風景がひろがり、門前の大木と立派な山門、本堂の大屋根が遠くから目立っています。 教育委員会 生涯学習課(文化センター内) 0267-23-8880 0267-25-2224 玄江院宮殿唐様の隅木入春日造、屋根は縦桟の板葺で、妻には千鳥破風がついています。軒の扇垂木の地には鼻増しをつけ、飛檐垂木は先を細くしてあるので軒全体が軽快な反りを示すと同時にどこかゆったりとした落着きを感じさせます。また均衡のとれた礎盤と粽のついた円柱で堂々たる風格がそなわっています。宮殿は、間口55センチ、奥行49センチ、総高115センチの小型の厨子で、地方的なところのない本格的な造りで技巧もなかなかすぐれています。製作年代は室町時代中期、文明前後頃(文明年間は、1469〜1486年)に相当するもので当時における一流作者の手になった優品です。 |
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