梅野記念絵画館・ふれあい館

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梅野記念絵画館・ふれあい館


明治期天才画家、青木繁の「妙義画稿」等を常設展示。館長収集の埋没画家、作者不詳作品の展示館。

〒389-0406 長野県東御市八重原935-1芸術むら公園
TEL:0268-61-6161
FAX:0268-61-6162
入館料 600円
特別展 800円
フリー観覧券 半年間 1年間
期間入館料 2,000円 3,500円
開館時間 9:30〜17:00(時間外もご連絡いただければ対応します)
月曜(月曜が祝祭日の場合、翌火曜)、祝日の翌日、展示替え期間

住所:〒389-0406 長野県東御市八重原935-1 芸術むら公園
電話:TEL 0268-61-6161、FAX 0268-61-6162、umenokinen@ueda.ne.jp
http://www.umenokinen.com/




青木繁(1882年7月13日 - 1911年3月25日)

 近代日本美術史の上でもっとも著名な洋画家の一人。満28歳の若さで没した繁の生涯は半ば伝説化しています。短命だったこともあって残された作品の数は決して多くはなく、代表作『海の幸』を含め多かれ少なかれ未完成の作品が多い。しかし、日本の古代神話などをモチーフにした浪漫的色彩の濃い画風は西洋美術の物まねではない独自のものとして高く評価されています。

 福岡県久留米市に、旧有馬藩士である青木廉吾の長男として生まれました。繁は同じ久留米生まれの洋画家・坂本繁二郎とは同年で両者は小学校の同級生でもあり、終生の親友でありライバルでした。
 青木繁は1899年(明治32年)、満16歳の時に中学校の学業を半ばで放棄して単身上京、画塾・不同舎に入って主宰者の小山正太郎に師事しました。肺結核のため、麻布中学を中退。1900年(明治33年)、東京美術学校西洋画科選科に入学し、黒田清輝から指導を受けます。
 1902年(明治35年)秋から翌年正月にかけて、久留米から上京していた友人・坂本らと群馬県の妙義山や信州小諸方面へスケッチ旅行へ出かけています。無銭旅行に近い珍道中だったことが坂本の書簡などから窺えますが、繁はこの旅行中に多くの優れたスケッチを残しています。
 1903年(明治36年)に白馬会8回展に出品した『神話画稿』は白馬会賞を受賞しました。『古事記』を愛読していた繁の作品には古代神話をモチーフにしたものが多く、題材、画風ともにラファエル前派などの19世紀イギリス絵画の影響が見られます。
 1904年(明治37年)夏、東京美術学校を卒業したばかりの繁は、坂本や画塾不同舎の生徒で繁の恋人でもあった福田たねらとともに千葉県南部の布良に滞在しました。『海の幸』はこの時描かれたもので、画中人物のうちただ1人鑑賞者と視線を合わせている人物のモデルは福田たねだとされています。この前後が繁の短い絶頂期でした。以後の繁は展覧会への入選もかなわず、私生活にも恵まれず放浪のうちに短い生涯を終えました。
 1911年(明治44年)3月、入院先の福岡市の病院で死去しました。満28歳8か月の若さでした。ハナ肇とクレイジーキャッツの元メンバーで料理研究家の石橋エータローは蘭堂の息子、つまり繁の孫です。