龍岡の町・高札場

北部地区 西上州 軽井沢地区 西部地区 その他
北軽井沢 浅間・嬬恋 碓井・横川 旧軽井沢 軽井沢駅 南軽井沢 中軽井沢 信濃追分 万座・白根 草津・吾妻
佐久(臼田地区)の観光ガイド
■信濃追分の観光
■御代田の観光
■小諸市の観光
■東御市の観光
■佐久の観光(岩村田地区)
■佐久の観光(臼田地区)
  狭岩峡
  広川原の洞穴群「最勝洞」
  日本で一番海から遠い地点
  臼田文化センター
  鎌倉彫記念館
  稲荷山公園
  ふるさとの塔
  新海三社神社
  龍岡城五稜郭
  上宮寺の梵鐘
  蕃松院
  龍岡の町・高札場
  臼田宇宙空間観測所
  うすだスタードーム
  湯原神社

■佐久の観光(浅科地区)
■佐久の観光(望月地区)
サイトマップ(総合)
サイトマップ(信濃追分)
リンク
トップページへ戻る

龍岡の町・高札場

 龍岡城のある龍岡の町は、古い日本を思い出させてくれます。高札場も残っています。

 幕府は人々の往来の激しい地点や関所や港、大きな橋の袂、更には町や村の入り口や中心部などの目立つ場所に高札場(制札場)と呼ばれる設置場所を設けて、諸藩に対してもこれに倣うように厳しく命じました。これに従って諸藩でも同様の措置を取ると同時に自藩の法令を併せて掲示して自藩の法令の公示に用いました。また、宿場においても多く設置され、各宿村間の里程測定の拠点ともされました。このため、移転はもとより、高札の文字が不明になったときでも、領主の許可なくしては墨入れ(高札は墨で書かれていたため、風雨には大変弱かった)もできませんでした。その代わりに幕府や諸藩では「高札番」という役職を設けて常時、高札場の整備・管理に務めさせ、高札の修繕や新設にあたらせました。

 また、この民衆への周知徹底の為に高札の文面には、一般の法令では使われない簡易な仮名交じり文や仮名文が用いられました。更には当時の幕府は法律に関する出版を厳しく禁じる方針を採っていたにも関らず、高札に掲示された法令に関しては「万民に周知の事」と言う理由で簡単に出版が許されたばかりでなく、高札の文章は寺子屋の書き取りの教科書としても推奨されていました。