望月の石仏

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望月の石仏


 望月地区にたたずんでいる石仏は、石像形や文字で刻まれたもの、祠形( ほこらがた) をしているものなどを合わせると、3千基以上存在しており、屋敷や墓地内のものも含めるとさらに多くなります。

 中でも目を引くのは140基を有する道祖神で、男女二神が気を付けの姿勢で神妙に願いを聞いている姿や烏帽子(えぼし)をかぶり、宮中の法衣をまとって酒を酌み交わしている、高貴で優美な姿の道祖神などさまざまな様子が像となって石に刻まれています。

 望月地区には『日本でもまれな道祖神』が二つあります。その一つは、布施の熊の神社参道にある『片手合掌道祖神』で、頭には三角烏帽子を乗せ、 衣は仏教の僧衣を身にまとい、男女とも片手拝みをしています。烏帽子は神道系、僧衣や片手拝みは仏教系で、神仏が集合した形ですが、どちらかといえば仏教系の影響の強い道祖神です。この片手合掌の道祖神は、今のところ類例がないのではといわれています。

  もう一つは『辻立神(つじたちがみ)』と石に刻んである文字碑の道祖神です。道祖神はもともと村の入り口に立てて、疫病や悪霊が村に侵入しないように遮(さえぎ)るための塞(さい)の神でありました。時代を経るにしたがって、生産の神となったり、また 生まれた子どもの成長を願う信仰へと変化していきますが、基本的にはいつも村への岐路に安置して信仰されていました。この置かれている姿を文字で表現したのが協和にある『辻立神』道祖神で、これも類例がないといわれています。辻にたたずむ神として村人の安全や道行く人の無事を願いひっそりとたたずんでます。