山木館 |
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山木館名主、又兵衛により慶長年間に創業され、16代にわたり家業を営んで来ました。明治の絵図「山木館」が現存し、当時のにぎわいを伝えています。昭和初期には、絶大な人気を博した「のらくろ」の作者・田河水泡先生が滞在され、原稿を当館から講談社へ送っていました。この歴史ある温泉も、数年後にはダムの底に沈んでしまい、このひなびた素朴さにひたれるのも、ごくわずかになりました。 露天風呂は、本物の水車が回る「水車の湯」と、対岸の山村を見渡せる、眺望抜群の「望郷の湯」があります。内風呂は、ムササビの餌付けが見える男性風呂と、坪庭のある女性風呂、眺望のよい貸切岩風呂があります。泉質は、含食塩石膏硫化水素泉でとてもあたたまり、肌荒れ、胃腸病に効果があります。 ご利用案内/露天風呂 7:00〜21:30 貸切・内風呂 24時間 日帰り入浴/10:00〜15:00 お一人様700円(税込)
むささびの餌付け標高600mの川原湯温泉は、自然林につつまれ、ムササビなどの小動物や、高山植物の宝庫です。初夏には深山幽谷にしか生息しない、このはずくの「ブッポーソー」と鳴く声を聞くことができます。ここでは、ムササビの餌付けをしており、夜、そのかわいい姿を見ることができます。森に木の実がなくなる11月下旬ごろから見られます。ムササビはリス科に属し、夜行性で、昼間は大木に作ったほら穴の巣で眠り、夜になると巣から出て皮膜を広げて滑空します。若葉や樹皮が好物。 |
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