破風岳 |
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破風岳嬬恋村から、北の空を仰ぐと、ナイフの刃のように鋭い崖を持った山が見えます。破風岳(はふだけ)の破風は、屋根の切妻にある三角形の板のことを言いいます。風の強い場所らしく、背の高い木はほとんどありません。浅間ベリーや、ガンコウラン、コケモモなどの低木が絨毯のように茂っています。隣の山は、鍋をさかさにしたような、「土鍋山」だとか、強風の為に木が生えない「毛無山」という、ほのぼの系の山であるので、破風岳の凛々しさが一層際だって見えます。 ちなみに破風岳、土鍋山ともに標高1,999m。その名の通り一年中風の吹き止まぬ場所で、偽高山帯の矮小した低木草原に覆われています。そして1年で最初に雪の積もる山でもあります。 |
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