カモシカウオッチング

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カモシカウオッチング

ニホンカモシカは、特別天然記念物です。パンダに負けないくらい珍しい動物なんです。中国では、友好の印にパンダをプレゼントしたりしますが、日本では、ニホンカモシカをプレゼントします。北京、ベルリン、サンディエゴなどの動物園に、友好記念に贈られています。つまり、中国のパンダに匹敵しているのが、ニホンカモシカなんですね。それほど珍しい動物で、特別天然記念物にも指定されています。

 ところで、ニホンカモシカが動物園などの施設で、本格的に飼育・繁殖等を研究され始めたのは戦後になってからでした。戦前においては、繁殖も成功例はなく、動物園もサジをなげている状態でした。
 しかし、第二次大戦のために全国各地の動物園は、動物たちを失ってしまい、もう一度、動物を収集することになると、にわかにニホンカモシカが注目されてきたのです。  ニホンカモシカは欧米の動物園ではとても珍重される動物で、入手を希望する国が多いことから、ニホンカモシカの飼育繁殖に成功すれば、それと交換することによって、多くの貴重な動物を手に入れる可能性がでてきたから、ニホンカモシカの研究は大変重要なポイントをしめるようになりました。
 しかし、人間がカモシカを飼育するというのはとても難しいことでした。
 ストレスに弱い動物だったからです。
 捕獲して動物園までの輸送中に死んでしまうことが多く、動物園に着いても、人の与える餌に馴染もうとしません。若いニホンカモシカでなんとか餌付けに成功しても、人間の飼育下にあるというストレスから消化器系の故障をきたして死んでしまったり、こどもにしても環境の変化に対応できないストレスで抵抗力が衰えて肺炎をおこしやすく、すぐ死んでしまいます。  昭和38年3月、文化財保護委員会、林野庁、全国の動物園や博物館の代表者が集まって「特別天然記念物カモシカの保護についての打ち合わせ会」(のちの「カモシカ会議」の発端)が催されます。この会議で、全国の動物園・博物館が協力して共同捕獲・共同飼育を行い増殖をはかることになり、  三重県御在所岳の日本カモシカセンター
 大町山岳博物館、
 立山風土記が丘カモシカ園、
 京都市動物園、
 神戸市立王子動物園 の5ヶ所で飼育実験が実行されることになりました。
 そして、昭和40年にはじめてニホンカモシカの飼育下での繁殖は成功したのです。ただし、海外の動物園に輸出するまでにいたっていません。ストレスに弱いために、移動の困難からなかなか実現できないようです。  これは国際的にも珍しい事例ですが、外交の際の友好の証としてのみやりとりされ、日本国の代表として活躍する動物なんですね。つまり、ジャイアントパンダと同じくらいに貴重な動物なんです。いや、それ以上なんです。海外の動物園での希少価値は、パンダ以上であると言っても過言ではありません。


北軽井沢ブルーベリーYGHカモシカウオッチングツアー

 先日のコマクサハイキングツアーでは、カモシカウオッチングを行いました。嬬恋村は、カモシカが、よくみられる地域です。ニホンジカとニホンカモシカは、ともに“シカ”という名がつきますが、ニホンカモシカはウシのなかまです。生活の様子も少し違っています。カモシカウオッチング
 カモシカは、生きた化石ともいわれます。昭和30年に国の特別天然記念物に指定されました。やっと保護の手がさしのべられたと思っていると、最近では植林木をあらす害獣として駆除される地域さえでてきました。シカの名がつきますが、実はウシのなかまで温和でおとなしい動物です。
カモシカカモシカは、日本にだけ住んでいる珍しい動物

 カモシカは鹿ちがってなわばりを持ち、きまった範囲の中で生活しています。食物は木の葉や小枝・草などですが食物の多い地域と少ない地域では、なわばりの大きさがちがいます。アルプスのように冬期間のえさの確保が容易でない所では、広大ななわばりが必要になります。ところで、このカモシカですが、嬬恋村では大変増えてきていまして国道144あたりでもたいへん多く見られるようになりました。

生きた化石 カモシカウオッチング

カモシカとコマクサ ちなみにカモシカは、日本にだけ住んでいる珍しい動物です。首をかしげて岩場に立つ姿から「山の哲学者」といわれています。そのせいか集団の生活はしません。親子の単位で約1〜2キロ平方の範囲で行動しています。秋に交尾し春に出産し1年間は子供を連れていますが、2年目より親から離れて行動します。 よく食べる餌は、植物性(草食性)のものが多く、シャシャンボ、オオカメノキ、イヌガ、イヌツゲ、カヤ、ウラハグサ、コメツガ、スギ、アオキ、アスナロなどの多肉性葉植物を常食とします。写真のカモシカは、コマクサしかない白根山でウロウロしていましたから、ひょっとしたらコマクサを食べていたのかもしれません。
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