実相院 |
||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||
実相院上田市真田町傍陽萩 天台宗。神亀2年(725)に行基により開創されたそうです。参道前に建つ二つの石柱の左側に「田村将軍祈願所」と刻まれています。坂上田村麻呂が、東征の途中、角間渓谷に住む毘邪という鬼を霊験あらたかな馬頭観世音に祈願して捕まえました。この時、鉄の鎖で縛り上げたことから、金縄山「実相院」になったと記されています。 本堂の前にある石造宝篋印塔は貞治6年(1367)足利将軍の執権であった堀田式部少輔が観音堂の再建と共に建立したといわれています。南北朝時代の典型的な関東洋式で県内でもこの種の遺例は少なく貴重な石塔とされています。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||