レンゲツツジとバラギ湖散策

　今日はバラギ高原ツアーです。レンゲツツジが満開なバラギ湖を散策し、バラギ温泉に浸かろうという企画です。

　今年は花の当たり年のようで、ひと房に密集して真っ赤な花が咲いていました。こんなに真っ赤なツツジを見たのは初めてです。子供の頃、登下校中に花の蜜を吸ったことを思い出し、一緒に行ったヘルパーさんと、ツツジを一輪拝借してみました。すると甘い蜜の味がして、懐かしく嬉しくなってしまいました。

　真っ白なスミレを見つけました。緑の中に、小さくても存在感をアピールしています。よく見るとあちこちに咲いていました。一年のうちに今だから見られるんですね。

　バラギ湖の静かな水面には、ハスの花が浮かんでいました。美しい花にまーるい葉っぱは、まるで、おやゆび姫が出てきそうです。神秘的なハスの花を見ていると、別世界に引き込まれるようでドキドキしてきました。

　その時、風が吹きました。湖面は私の心のように乱れ、水面は太陽を反射しきらきらと輝きました。けれど、ハスの花は静かに漂っていました。どんなに波が強くともハスは微動だにしません。ハスのような心を持ちたいと思いました。

　バラギ湖畔では、セミの大合唱が聞こえます。まだ肌寒い嬬恋村でセミの声がするとは？　早い時期に鳴くセミがあるんですね。体長は３～４センチほどで小さく、背中はオレンジ色でした。

　散策のあとは、「バラギ湖畔の湯」でリラックスしました。大きな檜の浴槽に、窓いっぱいに日の光がさしこんで････。お昼間なのに温泉でくつろげるなんて、なんてぜいたく～。さあ、またがんばるぞ。