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草津温泉共同浴場

千代の湯・手水 草津温泉共同浴場
白嶺の湯・浴槽 草津温泉共同浴場

瑠璃の湯 草津温泉共同浴場 草津温泉には無料の共同浴場が20ヶ所近くあり、地元の住民に愛用されています。これらの共同浴場は、地元用ということで観光パンフレットなどには載っていません。これらの共同浴場は地元の人がお金を出し合って清掃しているので、遠慮しながら利用する方がいいでしょう。なかでも「千代の湯」「地蔵の湯」では、湯長の指導により、熱い湯に時間を区切って入浴する伝統の『時間湯』が行われています。

1
地蔵の湯 地蔵 S47.10.20
2
長寿の湯 湯畑 S51
3
恵の湯 万代鉱 S53.11.15
4
つつじの湯 万代鉱 S53.11.24
5
町営の湯 万代鉱 S56.1.31
6
白嶺の湯 湯畑 S59.12.22
7
千歳の湯 湯畑 S60.11.15
8
瑠璃の湯 湯畑 S60.12.9
9
凪の湯 西の河原 S61.7.25
10
関の湯 湯畑 S62.12.18
11
煮川の湯 煮川 S63.12.30
12
睦の湯 湯畑 H元.11.30
13
喜美の湯 湯畑 H3.3.30
14
こぶしの湯 万代鉱 H3.3.30
15
巽の湯 湯畑 H4.11.30
16
白旗の湯 白旗 H4.12.25
17
翁の湯 湯畑 H9.3.15
18
千代の湯 湯畑 H10.12.11

 共同浴場というのは、昔からある湧出量が多い温泉地に、必ずといってもいいほどある誰でも入れる湯小屋のことである。外湯とも呼ばれ土地の人たちが日常に利用するものなのだ。最近は設備の整った温泉センターに建て替わる温泉地も多いが、温泉好きには、共同湯は別物なのである。土地の人と一緒に入れる素朴な温泉に、郷愁とふれあいの温かさを求める人は意外と多いのだ。
 
 草津と同じく温泉街に共同湯が点在するのは信州の野沢温泉、下諏訪・上諏訪温泉、宮城の飯坂温泉・蔵王温泉、大分の別府温泉など古い温泉地。湯番がいて、わずかな湯銭を払うか、箱に清掃費を入れて温泉に入るかのどちらかだが、草津のように無料で湯巡りができる温泉地は珍しい。

 草津の共同湯のもう一つの特色は、24時間開いている温泉である点(清掃時間除く)。こうした、いつでも入れる共同温泉が大きな観光客地には珍しい存在だ。

 さて、草津で観光地図をもらうと共同湯の数の多さに驚かされる。温泉好きは、全共同湯制覇など頭の隅に浮かんできたりするのだろう。しかし、何度か来たことがある人は、寒さで震える身体を温めた思い出や、思いがけない路地裏で共同湯を見つけた喜びなどが、心に残っているはずだ。

 こうした他の温泉地とは違う、おおらかに迎えてくれている草津の共同湯。しかし、この共同湯は、元来は地元の人々が利用するために、設置されているのがほとんどだということを、利用する前に頭に置いておきたい。だからもらい湯感覚。これがビジターの心得だ。世間話しの輪に入る共同湯の神髄を知る共同湯の楽しみは、土地の日常に接することができること。そこで出会った地元の人とのふれあいは、旅を、より幅の広いものにしてくれるはずである。

 共同湯は、地元の人々の言わば、日常の湯なのだ。明け方から、お年寄りが手ぬぐいをぶら下げて朝湯に出掛けて行く。そこへ通り掛かりの旅人が入らせてもらうのだから、これは正しくもらい湯なのだ。

 地元の人にとっては、いつも入り慣れた共同湯が、我が家のように自慢の温泉なのだ。タオルで身体を擦っていると「シャンプーを貸そうか」と親切に言ってくれる。石鹸は泡立たず床が滑るので使えないが、シャンプーは使ってもいいという。「強い湯だから慣れない人はやめた方がいいかもしれないよ」と、他の声が掛かる。身体も強く擦らないこと、顔を洗わないことなど皆親切に教えてくれる。

「あんまり長湯はカラダに毒だよ」

と言ってさっさとあがって行く。90才を過ぎたというお年寄りが一番長く入っていると、"この人は本当に元気なのだから"と我が親のように自慢する人もいる。浴室の中で、きつく絞ったタオルで身体を拭いてあがると、しばらくは服を着る気がしないほど温まるもの。さっさと着替えて出て行く人、ゆっくりと寛いでいる人、皆それぞれに挨拶を交わしていく。

「こんばんわでもなく、ありがとうでもない観光客がいるんだよ」

と一緒に湯に入ったよしみで苦情が出る。"濡れたままで上がっちゃって、ビショビショにしてくし…〃と常識のなさをチクリと一言。目にあまる観光客もいるけれど、皆が入る湯だから入っても構わないと言ってくれる。それだけに、旅の恥はかき捨て・・・なんていう旅の傍若無人さは、草津の人々の好意を無にする行為と、心しておきたいものなのである。

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