■風土博物館
1.序文
2.嬬恋村風土博物館の提案
3.嬬恋村整備構想
4.鎌原地区整備構想
4-4.埋没村落整備構想
@鎌原観音堂石段
A延命寺跡
B十日ノ窪民家跡
4-5環境整備構想
@全体計画
A街並
B延命寺跡周辺
C資料館周辺
5.推進計画
6.調査計画
■サイトマップ
■リンク
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1.序文
近年我が国では便利さや華やかさのみが尊ばれ、経済的発展を追求して来た感がありますが、これも今日、見道しの時期に来ているように思われます。
ここで振り返れば、従来の生活においてあまりに身近であったがために、積極的に保全せずにいたことがあります。それは私たちの祖先が長い時間に積み重ね、培って来た生活や産業、深く親しんできた自然環境、あるいは歴史の実証として今なお触れることのできる文化的遺産であります。
嬬恋村には、天明3年浅間山大噴火によって埋没した鎌原村をはじめ、縄文時代の今井東平遺跡や大笹の宿場街といった文化財、浅間山溶岩樹型や湯の丸レンゲツツジ群落などの天然記念物、浅間山・四阿山・白根山などの高山帯や、この優れた自然環境を背景に生息するニホンカモシカや種々のチョウなど、豊かな文化的遺産を保有しております。
本村では「嬬恋村総合計画」(1991年)でもうたわれているとおり、鎌原地区の史跡公園化を中心として、嬬恋村全域の文化財の保存と計画を図ります。
ここに、文化財的遺産の再認識という観点から、嬬恋村の生活環境としてあるべき発展の姿を探究し、村民自身が育成する“嬬恋村風土博物館構想”を提案するとともに、鎌原地区の整備構想を策定するものであります。
平成7年3月
嬬恋村教育委員会
教育長 豊田 博
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