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的岩標高1,362mの鳥居峠は、群馬県と長野県の境にある峠です。ここに車を置いて出発です。夏は、観光客用の駐車場があるのですが、冬は雪の為に閉鎖されていますので、道路脇の待避所に邪魔にならないよう、止めさせてもらいます。コースは、林の中のなだらかな道がしばらく続きます。鳥居峠から、的岩までの標高差は400メートルほど。きつい登りもあまりありませんが、距離が比較的長いので、時間に余裕を持って出発しましょう。 登りはじめの標高が高いせいか、カモシカ、ウサギ、リスなど、動物の足跡がたくさんあります。アニマルトラッキングの本を一冊持っていくと、楽しみが増えますね。 的岩は、山の尾根に立ち並ぶ屏風のような岩の塊です。突然、巨大な岩壁が現れるので、はじめは人が作ったものかと思いました。が、近寄って見ると、その巨大さと、継ぎ目のない様子から、大自然の驚異が作り上げたと分かります。万里の長城だ、いや、エアーズロックだ、と見る人によって様々な想像をかきたてる岩です。 的岩は、国指定の天然記念物になっています。的岩には、昔、源頼朝がこの大きな岩を弓で射抜いたという穴があります。弓矢の跡にしては巨大すぎましたが。 的岩の端まで行って、反対側の景色を覗くと、白い山並みが連なる、すばらしい景色が楽しめます。帰り道には、煙を吐く浅間山の姿も見られますよ。 |
雪崩の恐怖3雪崩発生の要因には、登山者自身が誘発した雪崩というのも非常に多く発生しています。自然発生雪崩が登山者のはるか上方から落ちてくるのに対して、これは不安定状態の積雪層、特に内部に弱層があるような積雪斜面(表面が比較的固いしっかりした積雪層になっているように見えていても)に人が踏み込み、刺激を与えることによって雪崩発生の誘引になるわけです。 なだれそうな積雪というのは、ちょっとした刺激が加えられるのを今か今かと待ち構えているような状態ですから、はれ物に触るような細心の注意を払わなければいけません。 |
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