暮坂峠 |
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暮坂峠日本ロマンチック街道沿線にあたり、六合村と中之条町を結ぶ情緒たっぷりの高原。暮坂峠道祖神が並び、大正時代の歌人、若山牧水が大正11年に長野県から浅間・草津を経てこの地を訪れたときに作った「枯野の旅」の詩碑が立っています。日光へ向かう旅のあらましは『みなかみ紀行』として発表され、傍らにたたずむ旅人姿の牧水の銅像を眺めていると、文学的感慨が深まってきます。牧水旧道や暮坂峠遊歩道、また六合村側に下った野菜直売所から始まる牧水コースなど、真っ赤な色づきの中、のんびりウオーキングに汗を流すのもいいものです。 観音堂や毘沙門堂、水車などが点在し、明治の家並みを今に残す赤岩集落、この山里に幕末に開国論を唱えて投獄された蘭学者の高野長英が、脱獄時にかくまわれていたといわれています。 ■暮坂高原オートキャンプ場 暮坂峠のすぐ近くに暮坂高原オートキャンプ場があります。場内には自然子供遊園地・川遊び・釣り堀・キャンプファイヤーなどが楽しめます。 ■十二みますオートキャンプ場 暮坂峠近くに民宿旅館十二みますが管理するオートキャンプ場があります。旅館・釣り堀と隣接してますので、お風呂・シャワー・お食事もOKです。釣った魚も調理してお出しします。初心者でも安心して楽しめる施設です。 ■くれさか芸術区(六合焼) 暮坂芸術村の中にある工房では、素朴な風合いを大切にした陶器がが創られています。味わい深い焼物として生まれ変わった六合村の大地を手にとって下さい。陶芸教室も開催中です。 ■暮坂峠(若山牧水詩碑) 日本ロマンチック街道沿線の六合村より中之条町へ向かう途中にある峠。ここは旅の歌人、若山牧水が「みなかみ紀行」を発表した中で「枯野の旅」を詠んだ地として有名です。牧水の詩碑と銅像は、牧水の思いを馳せるかのようです。 大正11(1922)年10月20日、若山牧水は草津から沢渡温泉へ向かう際に、暮坂峠の素晴らしい景観に感動し、『枯野の旅』を残しました。昭和32(1957)年、町田浩蔵氏を中心に、牧水を敬愛する人々が詩碑を建てました。 「枯野の旅」が刻まれた碑の上に、マントを羽織った旅姿の牧水像は、西常雄氏(新製作協会)の作品です。この詩碑は、暮坂峠のシンボルとして、訪れる人々の深い感動を呼んでいます。 こうして毎年10月20日には、牧水詩碑保存会員が中心となり、「牧水まつり」が行なわれています。この時期の暮坂峠は、から松や落葉樹の紅葉が素晴らしく、観光客にはナメコ汁がサービスされ、野趣豊かな中で、在りし日の牧水を偲びます。 枯野の旅 若山牧水 乾きたる 落葉のなかに栗の實を 濕りたる 朽葉(くちば)がしたに橡(とち)の實を とりどりに 拾ふともなく拾ひもちて 今日の山路を越えて來ぬ 長かりしけふの山路 樂しかりしけふの山路 殘りたる紅葉は照りて 餌に餓うる鷹もぞ啼きし 上野(かみつけ)の草津の湯より 澤渡(さわたり)の湯に越ゆる路 名も寂し暮坂峠 |
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